SATySFi Conf 2022まとめ

はじめに

この記事はSATySFi Advent Calender 2022の8日目の記事です

全日はgfnさんによる「SATySFi v0.1.z のライブラリルートでのファイル配置の設計案」でした。

今年もSATySFi Conf 2022の発表まとめをして振り返っていきたいと思います。

発表の録画の音量が小さかったりノイズが入っているかもしれません。気を付けてください。

発表者は敬称略です。

puripuri2100:「ユーザーがカスタマイズできるクラスファイル―v0.0.xとv0.1.xそれぞれでの実装―」

設定用関数とパイプライン演算子を使ってデザインを自由にカスタマイズできるクラスファイル実装について、現行のv0.0.xでの場合とリリースが予定されているv0.1.0での場合についてそれぞれ紹介しました。

gfngfn:「SATySFi v0.1.0開発進展の現状報告」

リリースが予定されているv0.1.0の実装進捗や実装予定の機能についての紹介

コマンド定義用の具象構文がval inlineなどに変わるなど、具象構文の細かい変更があったり、オプション引数がレコード形式のようにラベルを付けて順不同に与えられるようになったり、ファンクタというモジュールを返せるような機能が使えるモジュールシステムが入るなど、様々な変更がある。

この記事執筆時ですでにパッケージシステムについてこの講演から実装の進みがあり、

のような記事になっています。

SnO2WMan:「SATySFi with Nix」

Nixという「生成物をハッシュ値で管理する」というかなり特徴的なパッケージ管理システムでSATySFiとその周辺ツールをインストールする際に頑張ったことについて解説しています。

usagrada:「SATySFiのフォーマッタの紹介」

SATySFiのコードを整形するコードフォーマッタであるsatysfi-formatterの実装の話です。

マークアップ言語の面もあるSATySFiならではの苦労などがあるようです。

pickoba:「SATySFiで卒論を書いた話」

SATySFiを使って卒論を書いた経験についての話と、それの副産物として制作された様々な外部ツールやパッケージについての話です。

おわりに

今年は筆者自身が忙しく、なかなかSATySFiについて関われなかったのですが、SATySFi Confをなんとか開催できて良かったです。

来年も開催したいものです(運営を手伝ってくれる方募集中です!)。